雨風強まり紅葉散る 大津で最大瞬間風速24メートル
23日の十勝地方は、低気圧と前線の影響で風と雨が強まった。最大瞬間風速は豊頃町大津で24・9メートル、帯広泉で21・6メートル、広尾と更別で20メートルを観測。午前11時16分に16・6メートルを記録した帯広市内では、紅葉で赤や黄色に染まった街路樹から葉が落ち、ぬれた路面を彩った。
管内は同日午前4時ごろから雨が降り始め、正午までの降水量は上士幌町ぬかびら源泉郷で62・5ミリ、広尾で35ミリなど。帯広は11ミリだった。雨と風のピークは昼すぎまで続き、夕方まで雨が降る見通し。24日は晴れ時々曇りで、南部は夜に雨が降る予報。
23日は二十四節気の一つ「霜降」だが、低気圧の影響で上空に暖かい空気が入り込み、管内の朝の最低気温は8月下旬から9月下旬並みと平年より高くなった。正午現在の気温は豊頃町大津14・8度、本別14・7度、陸別14・5度。(深津慶太)