畜大酒蔵完成記念、十勝オリジナルラベル酒を限定販売 上川大雪酒造
上川大雪酒造(上川管内上川町、塚原敏夫社長)は27日、十勝限定オリジナルラベルを配した「特別純米・上川大雪」の販売を管内限定で始める。
同社が主導し、帯広畜産大内に酒蔵「碧雲(へきうん)蔵」の開設を進めている。4月末に建設が完成し、近く関係免許を取得、試験醸造を開始する。一般見学は今秋以降となる予定で、「十勝の人に感謝し、酒の認知をさらに高めたい」(同社)と限定品を企画した。
同社によると、「上川大雪」は販売する酒でも最も販売量が多いという。通常、黒のラベルのロゴマークは緑色とし、防風林が広がるイラストとした。720ミリリットル瓶で1本1760円(税別)。初回の販売は1000本で、帯広小売酒販組合の加盟店中心に販売する。
杜氏(とうじ)でもある川端慎治副社長は「順調に進めば、7月中にも帯畜大の酒蔵で醸造された酒が完成する。柔らかい、米のうまみが感じられるお酒。十勝の豊かな食材と一緒に味わって」と話していた。問い合わせは上川大雪酒造(01658・7・7388)へ。(佐藤いづみ)