若手芸術家やスポーツ選手などを支援する基金設立 ノベルズ
畜産業のノベルズ(上士幌町、延與雄一郎社長)は22日、十勝を拠点にスポーツや文化活動に取り組む若手の団体・個人を支援する「ノベルズ・チャレンジ基金」を設立した。活動の規模に応じて、最大100万円を贈る。同社は「当社のようなベンチャースピリットを持つ人の挑戦を応援したい」としている。
ノベルズは2006年に設立。同社オリジナルの十勝ハーブ牛など、道東と山形県を拠点に牛の育成・肥育から加工、販売までを手掛けている。
基金の設立は昨年夏ごろに社内で構想が持ち上がり、検討を進めてきた。応募対象は、十勝に拠点を置いてスポーツと芸術文化を行う団体・個人。団体は20代までを対象にした活動とし、代表者の年齢は問わない。個人は30代まで。今回は十勝管内で活動する人向けに25万円、道内全域での活動向けに50万円、国内および海外での活動向けに100万円の3区分で募集している。
同社は「新型コロナウイルスの影響もあり、活動がオンライン上に広がるなど多様化している。幅広い方からの応募を期待したい」(広報室)としている。来年以降も定期的に基金を継続する予定だ。
書類による1次選考の後、延與社長らによる最終面接を予定。7月末ごろに選考結果を発表する。
希望者は同社ホームページに掲載の応募書類、事業計画書、収支計画書、活動紹介の資料を添付し、同基金事務局(〒080-0013 帯広市西3南9ノ2 十勝セントラルビル3階、ノベルズ帯広事務所内)へ郵送する。6月30日必着。問い合わせは事務局(0155・22・2918)へ。(本田龍之介)