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交流カフェの開店延期 当面は動画配信 矢田部さんら企画

カフェの立ち上げに向けて話し合う矢田部さん(左から2人目)とメンバー(今年1月)

 若者と幅広い世代の交流を目指し、帯広市内で移動式カフェのオープンを計画している矢田部幸永さん(29)と管内の高校生ら15人は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、当初4月に予定していた開店を当面延期することを決めた。代わりに、新カフェのPRを兼ねた“つなぎ”として、スマホなどからライブ配信できるサービス「ツイキャス」を使った動画配信に取り組む。

 移動式交流型カフェは街中のにぎわいづくりと世代間交流を目的に、矢田部さんが高校生らに協力を呼び掛け、今年に入り計画を進めてきた。曜日ごとに場所を変える移動型を予定し、現時点では市内の缶詰BAR「Dreamer」(西1南12)の一角を借りることが決まっている。

 開店を延期する一方、当面はメンバーの高校生らの協力により、「ツイキャス」を使い、有料の動画配信を行って若者らの交流を促進する。早ければ29日から始め、配信は週1回。約1時間から1時間半で、十勝の飲食店のテークアウトを食べ比べたり、管内の観光スポットを巡ったり、視聴者参加型のクイズなどの内容を予定している。全国の学生と交流を図り、店のオープンへと弾みをつけたい考えだ。

 カフェの本格オープンは新型コロナの終息後とし、動画配信やカフェの立ち上げに掛かる資金を募っている。目標金額は5万円で1口3000円から。謝礼としてサンクスレターなどを贈る。詳細はTwitter@CafeTantaなどで公開している。(沖田唯可)

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