マスク依然品薄 新型コロナウイルス感染拡大続く
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は業界団体にマスクの増産を要請したが、帯広市内のドラッグストアやスーパーなどでは品薄状態が続いている。
帯広市内のイトーヨーカドー帯広店内にある同店直営の薬局では25日、小さいサイズやぬれマスクなど約90種類をそろえる大半が品切れ。同店の伊藤明夫ヘルス&ビューティー担当マネジャーによると、1月ごろから売れ行きが伸び始め、月末から「1人2点まで」と個数制限をして販売。しかし、その後も需要の増加は止まらず、現在は「1人1点」として販売しているが品切れ状態が続く。
週に4、5日ほど入荷するが数量は通常より少なく、毎回5分~10分程度で売り切れるという。伊藤マネジャーは「お客さまと目が合えばマスクと言われる状況。入荷予定については確実ではなく、何も答えることができない」と漏らす。
この日マスクを買いに訪れた帯広市内の60代女性は「どこにもないので、あわよくばという気持ちで来た、新しい物が手に入らないので使い捨てマスクを捨てられない」と不満げに話していた。(沖田唯可)