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ホクレン家畜市場初競り

初競りでにぎわいを見せるホクレン十勝地区家畜市場(9日午前10時25分ごろ)

 【音更】ホクレン十勝地区家畜市場(町音更西2線)の初競りとなる乳牛の育成牛市場が9日、行われた。出場予定は557頭で、午前中、複数の牛で60万円を超える値が付いた。

 育成牛は分娩(ぶんべん)歴がなく、受胎を確認する前の生後10カ月前後の牛。育成牛市場は30万円程度だった平均価格が2016年ごろから上昇。

 道内酪農家の規模拡大や都府県の更新需要などが背景にあり、17年には一時60万円台を付けた。18年末には40万円台に下がったが、依然として高値が続いている。

 午前10時の競りに先立ち、ホクレン帯広支所の五藤一彦支所長があいさつし、18年度の管内生乳生産量が8年連続で最高を更新する見込みであることを紹介。「平成最後の初競りとなる。新しい時代も皆さまの協力と支援をお願いしたい。買いやすい、売りやすい市場を目指す」とあいさつした。(伊藤亮太)

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