本別 純農Boy河野さん
【本別】JA本別町青年部所属の河野綜太さん(22)=町勇足=が、札幌市内で開かれた「2018 純農Boy北海道オーディション」で、十勝初の準グランプリを受賞した。「機会があれば十勝農業のPRに協力したい」と話している。
同オーディションは農業に熱い思いを持つ男性を「純農Boy」として表彰する、道農協青年部協議会の6年目の取り組み。優勝者はメディアに登場して北海道農業のPRを担う。全道12地区から各1人が選ばれ、昨年12月6、7日、面接やパフォーマンスで競った。
河野さんは帯広農業高校を卒業後、20歳で実家に就農。ビートや小麦の畑作5品を扱っている。面接では青年部活動で行う高校生の受け入れについて語り、「農業に触れることで都会の若者たちの価値観が変わり、農産物や食への興味も持ってもらえることを伝えた」という。パフォーマンスでは、十勝地区オーディション(昨年11月、3人出場)と同じく、幼いころから続けてきたスピードスケートの滑りのフォームを披露。「本別からの応援もあり、道大会でも受けが良かった」と振り返った。
十勝で最高賞となる準グランプリ受賞を見守った十勝地区農協青年部協議会の寺島達記会長(34)は「優勝は逃したが立派な賞。十勝の顔として、農業をアピールする機会も考えたい」としている。(木村仁根)