町立病院に耳鼻咽喉科開設 大樹
【大樹】町立国保病院(岩渕敏樹院長)は12月、耳鼻咽喉科を開設する。同病院によると、同科を抱える医療機関は南十勝では初めて。診療は月1回で、帯広協会病院の専門医が対応する。
同病院は内科や外科、眼科など7科があり、医師は常勤4人、非常勤1人。整形外科、泌尿器科、皮膚科は帯広の医療機関から定期的に専門医が訪れて診療している。
耳鼻咽喉科は、子どもの中耳炎や鼻炎などで受診機会が多い子育て家庭から要望が多く、帯広協会病院の協力を得て開設を決めた。同病院の野村一顕医長が診療する。
町立国保病院は「不安な症状がある場合、帯広まで行かなくても済むので負担軽減になる。専門の医療機関につなげる初期診療や定期的な検診で活用してほしい」と話している。
診療日は毎月第3土曜日の前日の金曜日とし、12月14日が開始日。診療は午後2時半からで、受け付けは午後1時半~同4時半。予約は必要ない。
問い合わせは同病院(01558・6・3111)へ。(松村智裕)