帯広市のネット公売 ショップさながら
帯広市は17日から、市税滞納者から差し押さえた物件のインターネットオークションを実施している。メンズファッションのアイテムがずらり83点出品され、さながらショップのサイトの様相を呈している。
市は滞納整理の一環で、2008年度から差し押さえ物件のインターネット公売を実施している。ヤフーの「Yahoo!官公庁オークション」を利用している。
これまで宝石や絵画、ギフトカード、日用品、さらには不動産までさまざまな物件を出品してきたが、ファッションアイテムばかりの大量出品は初めて。ファッション系の業者から差し押さえた物をまとめて出品したため、ショップばりの品ぞろえとなった。18日現在、全国の自治体が「ファッション」のカテゴリーで出品している品の約半数を占めている。
出品されているのは、男性向けの服やジーンズ、バッグ、靴など。カナダの人気ニットブランド「カナタ」のセーターや、「ラルフローレン」のシャツなどもあり、いずれも新品。
公売は競り売り形式で実施する。落札希望者は9月4日午後11時までに参加を申し込み、同11日午後1時~23日午後11時に入札する。いずれもサイト上で行う。問い合わせは市納税課(0155・65・4126)へ。(丹羽恭太)