札内川ゴルフ場 来年夏以降の再開目指す 幕別
【幕別】第三セクター幕別町地域振興公社(社長・川瀬俊彦幕別町副町長)は26日、町内で取締役会を開き、台風10号で大きな被害を受けた札内川ゴルフ場(町札内稔町57)について、来年夏以降の再開を目指す方針を決めた。今後、資金面の支援などを町に要請する。
札内川河川敷にある同ゴルフ場は増水でグリーンが流出し、流木や土砂でコースが埋まるなどした。一時は再開を危ぶむ声もあったが、取締役会では被害状況を調べた結果、全会一致で再開可能と判断した。
ゴルフ場敷地は国から町が公園として占用許可を受け、同公社が整備・管理している。自己資金だけでは復旧は難しい面もあるため、町にゴルフ場が地域に果たす役割や利用税収入など町財政面の利点を訴え、支援を求める考え。
取締役会に出席した関係者は「利用者から高齢者の健康維持につながるなど、再開を求める声も多い」「自助努力で少しでも費用を抑えて再開させたい」などと話した。(眞尾敦)