旧日勝キャンプ場浸食
【札幌】林野庁道森林管理局は5日、台風10号に伴う森林被害調査の結果を公表した。十勝管内は清水、新得両町内の国有林で山腹斜面の浸食などによる土砂流出を確認した。全体の被害面積は調査中。
調査は3日、道との合同で十勝管内2町や上川管内南富良野町、同占冠村の上空からヘリコプターで実施した。
清水町内では町石山の国有林内の旧日勝キャンプ場で大規模な浸食被害を確認。旧キャンプ場の管理棟などが倒壊している。町清水の民有地でも浸食が見られた。
新得町内では、道東道の狩勝第二トンネルの入り口付近の国有林で、数百メートルにわたって山腹斜面の浸食が発生。道東自動車道に土砂が流出している状況を確認した。土砂の撤去作業が終わり、現在は車の通行ができる。
(道下恵次)