「台風被害迅速に対応を」 対策委設置
【東京】台風の北海道上陸が相次いだことを受け、自民党国土強靭化推進本部は29日、「平成28年台風による北海道被害対策委員会」を設置し、同日午後に党本部で第1回会合を開いた。本部長の二階俊博幹事長は迅速な対応に当たることを強調し、9月上旬にも被害地域の現地調査を実施することを決めた。
中川郁子衆院議員が二階幹事長に対策委の設置を働き掛け、26~28日に道内で開いた二階派の夏期研修会に合わせて二階幹事長が現地入りし、急きょ対策委設置を決めた。中川氏らが委員になり事務総長に伊東良孝衆院議員(道7区)、事務局長に武部新衆院議員(道12区)が就いた。
会議では国土交通省、農林水産省などの関係省庁が被害の状況を報告し、十勝など道東方面の被害の大きさを確認した。二階幹事長は現地視察を踏まえ、「災害の復旧は迅速でなくては意味がない。自民党として懸命な努力をしたい」と述べ、今後も計画的に委員会を開き対応に当たる考えを示した。
(原山知寿子)