大樹で1日限りのシジミ漁
【大樹】町内の生花苗沼(オイカマナイトー)で13日、1年に1日だけのヤマトシジミ漁が行われた。漁業者は直径が5センチにも及ぶ特大のシジミを掘り出した。
オイカマナイトーのシジミは、泥に養分が豊富であるなど沼の環境が良いため大きく育つ。資源を守るため、大樹漁協(神山久典組合長)で毎年1度だけ、漁を行っている。
この日は午前4時ごろから漁業者が順次、沼に入った。ぬかるみに足をとられながら手で地面を探り、シジミを獲っていた。
ある漁業者は「ここのシジミはダシが良く出る。みそ汁にして食べてほしい」と話した。漁獲されたシジミは道の駅・コスモール大樹などに出荷される予定。
(伊藤亮太)