粘着テープ巻き猫投棄 足寄
【足寄】足寄町内の牧場の草地で5日、猫3匹が米袋に入れられ、投棄されているのをこの牧場の女性従業員が見つけた。猫はすべて頭や口、首などが粘着テープでぐるぐる巻きにされており、本別署は動物愛護法違反の疑いもあるとみて捜査している。
女性従業員によると、3匹はいずれも黒色、雑種の成獣で、2匹は死んでいた。1匹は首だけに粘着テープが巻かれ、呼吸ができる状態だったため、町内の動物病院で治療を受け、一命を取り留めた。
助かった猫は目がふさがった状態で、体重は1・6キロとひどく痩せていた。現在、猫の保護活動を行うNPO法人「猫たちを守る十勝Wishの会」(帯広)の町内のボランティア宅で点滴や眼薬などの手当てを受けている。
同法人は「勝手に動物を殺すことは犯罪だと自覚してほしい」としている。