あやめ、ひばり保育所を民間移管へ 帯広市
帯広市は2019年度までに、現在10カ所ある公立保育所のうち、2カ所を民間に移管し、1カ所を廃止する方向で検討を進めている。あやめ保育所(西17南3)を18年4月に、ひばり保育所(西8北5)を19年4月に移管する考え。廃止する保育所は今後の保育需要などを勘案して決める。11日の市議会厚生委員会に報告する。
現在の市内認可保育所は公立保育所が10カ所、私立保育所が夜間を含めて16カ所となっている。
市は05年度に当時14カ所あった公立保育所を、14年度までに民間移管や統廃合などによって約半数にすることを盛り込んだ「公立保育所再編基本方向」を策定した。
基本方向に基づき、08年度に現在のさくら保育園、ときわの森保育所、10年度におひさま保育園、栄保育園の計4カ所が民間に移管。延長保育など、ニーズの高い保育の充実などを図ってきた。
基本方向の策定後は、今年度に始まった子ども・子育て支援新制度など国の制度改正が予定されていたことや、入所希望児童数が減少しない見込みとなったことなどから、09年度に基本方向の計画期間を市の第6期総合計画や「おびひろこども未来プラン」と合わせ、19年度まで5年間延長した。
民間移管は保護者や入所児童に配慮しながら進めていく。今月下旬からは保護者への説明会を予定している。
(津田恭平)