小樽や苫小牧の屋台、帯広集結 11月に合同フェア
帯広市内の北の屋台(西1南10、北の起業広場協同組合、20店)は11月12~14日、小樽や苫小牧の屋台と合同のフェアを行う。各地域の食材を交換したメニューを提供する予定で、地場食材の流通拡大や観光客誘客につなげる。北の屋台が火付け役となり各地に屋台村が誕生したが、食材を通して相互連携を図る試みは珍しい。
参加するのは、北の屋台、小樽市のおたる屋台村レンガ横町(運営・西條産業、13店)、苫小牧市の屋台通り錦町横町(大澤司代表、13店)に所属する全店。屋台同士の食材連携は、全国屋台村連絡協議会(事務局・青森県)で数年前から議論されており、今回はもともと交流のあった3屋台で実施することにした。
北の屋台は、全20店で秋に旬を迎える小樽のシャコや、苫小牧の海産物などを取り入れたメニューを検討している。5月には小樽市漁協から仕入れたシャコを北の屋台各店に配り、メニュー化を依頼した。十勝からは農作物を提供する予定。詳細は今後決める。
道内は釧路や函館、北見などを含む約10カ所の屋台村がある。全国でも地方都市活性化の起爆剤として屋台村が広がりを見せており、北の起業広場協同組合は連携の成果を同協議会に報告する考え。
同組合事務局の松下博典さんは「他地域の珍しい食材を楽しんでもらい、取り組みが全道や全国の屋台村に波及するきっかけにしたい」と話している。(山岡瑠美子)
◆北の屋台について
・北の起業広場協同組合-ホームページ
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