今年の活況願い初競り 十勝地区家畜市場
【音更】ホクレン十勝地区家畜市場(町音更西2線)の今年の初競りが、7日午前10時から行われた。出品する生産者や購買者が集まり、今年1年の市場の活況を願った。
十勝家畜市場運営委員会(委員長・間木野篤雄JA十勝清水町組合長)、ホクレン帯広支所の主催。
開始前のセレモニーでは新津賀庸副委員長(JAあしょろ組合長)が「今後も皆さまにとって売りやすく、買いやすい市場を目指し、生産者、農協、ホクレンが一丸となって集荷・販売体制のさらなる確立に努力する」とあいさつした。
購買者を代表して士幌町の酪農業高橋良浩さん(49)の発声で牛乳で乾杯。生後数カ月から妊娠するまでの育成牛が次々と市場に出品され、1頭10万~30万円台で競り落とされた。
出品頭数は前年と同じ491頭だったが、育成牛全体では酪農家全体の減少や、乳牛に黒毛和種や交雑種(F1)を種付けするケースが増えていることから、頭数は減少傾向。頭数が少ないことで引き合いが強く、例年より高値だという。
市場全体では肉牛が堅調で、昨年4~12月の取扱高は前年を6%上回る207億4900万円となっている。(眞尾敦)
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