PGボールでモザイク画、ギネス挑戦へ 幕別・札内南小
【幕別】札内南小学校(横山利幸校長、児童623人)の5年3組(35人)は、町発祥のスポーツ・パークゴルフ(PG)のボールを使って大型モザイク画を作り、ギネス記録に挑戦するユニークな取り組みを計画している。ボール集めには、町PG協会(浦田邦夫会長、110人)が全面協力を決め、すでに町内に回収箱を設置し一般からの募集も始めた。
同小5年生は今年度、総合的な学習の時間で「ギネスに挑戦」というテーマを設定。クラスごとに内容を決めていく中、3組ではPGに着目した。地域の特産や素材を使い「世界一をモザイク画で達成する」部門がギネスにあるのを知り、クラスの総意で決めた。
同校では、PGボールでの認定事例があるか事務局に問い合わせる予定だが、担任の細田泰稔教諭は「情報収集した限りは他でやってはいないと思う」とし、日本PG協会(本部幕別)の堂前芳昭常務も「こうした挑戦は全国的にも聞いたことがない」と応援する。
モザイク画の大きさはボールの集まり具合にもよるが、最低縦1・8メートル、横3メートル程度にする考え。その場合、ボールは1400個ほど必要となる。同校は今月中旬に町PG協会へボール収集の協力を依頼。同協会は会員に呼び掛けたほか、管理者の許可を得て、札内スポーツセンターや札内ガーデンPG場、農業者トレーニングセンター、忠類総合支所の4カ所に不用ボールの回収箱を設置した。浦田会長は「小学生がPGに興味を持ってくれてうれしい。この中から一人でも愛好者が出てほしい」と期待している。
挑戦日は来年2月26日を予定、現在は同協会認定の「クマゲラマーク」をモチーフに現在クラスでデザインを検討中。デザイン通りに木枠を作り、その上にボールを置く仕組み。学級委員長の本間奏羽君(11)は「絶対にギネス記録を打ち立てたい。成功させるようクラス全員で頑張る」と話していた。
不用ボール回収場所など問い合わせは日本パーク協会(0155・54・2260)へ。(佐藤いづみ)