国際農機展まで1週間 会場、駐車場準備進む
「第33回国際農業機械展」(7月10~14日、帯広市北愛国交流広場)の開催まで、3日であと1週間と迫った。会場では各メーカーの農業機械の搬入が本格化しており、会場からやや離れた場所に設置する臨時駐車場の整備も始まった。関係者は開催期間中、十勝全体での歓迎体制を整えるため、管内の飲食店や観光施設に休業せずに営業することを呼び掛けている。
会場では多くの作業員や各メーカー担当者が、展示用の大型テントの設営や農機の設置に汗を流している。3日で農機の搬入をほぼ終えるという日農機(音更町)の会場責任者・坂野貴光さんは「前回(2006年)より大型テントの数が多く、にぎやかになりそう。準備は順調に進んでいる」と話す。
今回は出店社数が過去最高となり、会場が手狭なことや、前回(2006年)駐車場に使った土地に大規模太陽光発電施設(メガソーラー)が建設されたため、付近に駐車場がない。約4000台分を確保する札内橋南側一帯の臨時駐車場(幕別町札内北栄町付近)では、草を刈り取ったり、区画を分ける作業が始められている。会場へは無料シャトルバスが往復する。
会場の準備に関わる関係者には早くから十勝入りしている人もいて、開催機関中には約20万人の来場者が見込まれる。国際農機展の山田政功実行委員長(東洋農機社長)は「地元への経済効果も大きい。オール十勝でのおもてなしをお願いしたい。開催期間中は、飲食店などにできるだけ休まず営業してもらえれば」と呼び掛ける。
屋台村「北の屋台」を運営する北の起業広場協同組合によると、日曜日は定休日の店舗も多いが、2日時点で20店中16店が営業することを決めているという。同組合の後藤健二専務理事は「残りの店舗にもお願いし、極力多くの店舗でお迎えしたい」と話している。
国際農業機械展は、ホクレン、北海道農業機械工業会、十勝農業機械協議会の主催で、4年に1回開かれる。2010年の第32回は宮崎県で発生した口蹄疫の影響で1年延期され、翌11年は東日本大震災で中止となったため、今回は8年ぶりの開催となる。(眞尾敦、山岡瑠美子)
◆国際農機展について
・十勝毎日新聞 国際農機展特集号-十勝毎日新聞電子版
・第33回国際農業機械展in帯広-公式ホームページ
・出展社紹介-第33回国際農業機械展in帯広
・交通アクセス-第33回国際農業機械展in帯広
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