「みどりっこクラブ」大臣表彰
緑丘小児童の放課後居場所づくり
地域ぐるみで多彩な取り組み
【東京】帯広緑丘小学校地域で放課後子ども居場所づくり事業「みどりっこクラブ」を展開する帯広第五学校支援地域本部緑丘小学校が、今年度の「地域学校協働活動」文部科学大臣表彰を受けた。8日に都内の同省で表彰式が行われ、地域ぐるみで展開する、学習支援やイベントなどの多彩な取り組みが評価された。
「みどりっこ-」は2007年から活動。よんかけサポーターズクラブ(保前明美代表・コーディネーター)が運営し、保前代表は緑丘小学校の地域本部コーディネーターも務める。同小校区内の各団体の協力で活動している。年55日間の活動を実施し、登録児童数は約250人に達する。
同表彰は、地域と学校が連携した他の模範となる活動を毎年度選考・表彰している。今年度は道内3活動を含む全国135活動を表彰した。表彰式には保前代表や関係者272人が出席した。松野博一文部科学大臣が「地域と学校の懸け橋として活動をさらに広げて」とあいさつした。
現役のPTA役員が担う団体も増えており、かつてみどりっこクラブに参加した帯広第五中のボランティア部も手伝いを引き受ける。保前代表は「表彰は周囲の協力のおかげ。活動を続け、若い世代にバトンタッチできる体制を整えたい」と話していた。(原山知寿子)