幕別町産野菜 月替わりで 飲食店とダイイチが協力
【幕別】幕別町は13日から11月まで、町内の飲食店や小売店で、幕別町産野菜をPRして販売する「幕別やさい月イチ菜」に取り組む。町内の参加店で、地場産野菜を味わえる。
町商工観光課によると、町内では春から秋にかけて多くの種類の野菜が栽培されているが、「幕別町産」として町内に出回る野菜は少ない。町は町産野菜を身近に感じてもらい、地産地消の促進につなげたい狙いがある。
月イチ菜には、町内の飲食店12店が参加。扱う野菜は、アスパラガス(5月)、レタス(6月)、キャベツ(7月)、ダイコン(8月)、タマネギ(9月)、ニンジン(10月)、ゴボウ(11月)と月替わり。参加店は新規メニューや既存メニューにその月の町産野菜を使用する。 5月は12店のうち、居酒屋たかこ(錦町)、灯里(南勢)、海鮮炭火焼いろいろ亭(札内)、焼肉樹々苑(同)、一糸と庭Cafe(同)、道SHOKU十勝本店(同)の6店が参加する。
焼き肉チェーン平和園(帯広)のテークアウト専門店道SHOKU十勝本店は、平和園のキムチづくりの技術を生かし、アスパラを使ったキムチを新たに開発。小黒豊店長(41)は「地元の食材を味わってほしいのは、町と同じ思い。幕別町産の野菜の魅力を伝えていきたい」と話した。
月イチ菜には、スーパーのダイイチ札内店も協力。店内の一画に専用のコーナーを設け、ダイコン、ジャガイモ、小松菜など町産野菜を販売している。(吉原慧)