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直行直筆の絵、北勝海の化粧まわしも 広尾町海洋博物館が今季営業開始

大人気の第61代横綱・北勝海の足跡をたどる展示コーナー

 【広尾】広尾ゆかりの画家坂本直行や、元横綱北勝海関連の多彩な収蔵品で知られる町海洋博物館(町野塚、シーサイドパーク広尾内)の今年度の営業が始まった。町教委は多くの来場を呼び掛けている。

 冬期間は閉館しており、今年度は4月26日に開館した。同館では、幕末の志士坂本龍馬のおいの孫で、町野塚で暮らした自然画家・坂本直行の直筆の絵画や絵手紙約70点を展示しているほか、龍馬の生涯もパネルで紹介。坂本一族と北海道の関わりについて学べる構成になっている。

 町出身の第61代横綱・北勝海(現八角親方、日本相撲協会理事長)の足跡をたどるコーナーも大人気。優勝旗や優勝額、土俵入りで使った化粧まわし、写真など、幼少期から引退、八角部屋創立までの軌跡が展示されている。

 基幹産業・漁業を紹介するコーナーもあり、伝統的な漁法を表現した模型や、生息する魚の情報などを展示。巨額の資金が投入された「黄金道路」(国道336号)の建設時をジオラマで再現している。

広尾ゆかりの坂本直行に関する展示物

 併設の郷土文化保存伝習館では、広尾町の歴史や開拓時代の生活を再現したコーナー、旧国鉄広尾線の記録展示などもある。

 開館は午前10時~午後4時。開館日は土・日曜日と祝日(平日に入館希望時は事前申し込みが必要)。一般(高校生以上)330円、小中学生165円。問い合わせは、土・日曜日と祝日は町海洋博物館(01558・2・5572)、平日は町教委社会教育課(01558・2・0181)へ。(松岡秀宜)

関連写真

  • 今季の営業が始まった広尾町海洋博物館

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  • 坂本一族と北海道の関わりを解説した展示物

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  • 広尾町の歴史などを紹介する展示物

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