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ぜいたくな味わい「山幸ブランデー」 十勝ワインのブランデー60周年記念商品13日発売

十勝ブランデー60周年記念商品の「山幸ブランデー」。今後2年ごとに発売される

 【池田】池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(南邦治所長)は13日、十勝ブランデー60周年記念商品「山幸ブランデー原酒 AGED8YEARS」を全国発売する。2015年にブランデー造りを再開してから記念すべき第1弾の商品となる。(澤村真理子)

 町はワイン製造免許を取得した翌年の1964年、道内では唯一のブドウを原料としたブランデーの製造免許を取得。同研究所では、当面の在庫が確保できたことから1993年を最後にブランデーの製造を休止していた。

 2014年にニッカウヰスキーの創業者をモデルにしたNHK連続テレビ小説「マッサン」が放送され、蒸留酒ブームに。これを受け、同研究所でも15年11月からブランデー造りを再始動した。町独自品種ブドウ「山幸」の収穫量が増えていたことから、初めて山幸を原料とした。

 17年には樽(たる)熟成をしない無色透明なホワイトブランデーを生産しているが、樽熟成の山幸ブランデーとしては今回が第1弾。深みのある琥珀(こはく)色が特徴で、甘さと酸味、スパイスが調和したぜいたくな味わいに仕上がっている。

樽熟成8年 隔年で発売
 今後は2年ごとに発売し、AGED30まで登場予定。同研究所醸造係兼研究開発係の坪谷朗行主任は「山幸は酸があるので、複雑な香りで深みが出ている。最初の一口は原酒で飲んでほしい」とし、「(2年ごとに)どんどん出てくるので、22年分コレクションしてもらえれば」とPRする。アルコール分62度。500ミリリットル入り、希望小売価格は1万3200円。約900本製造し、ワイン城などで扱う。

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