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廃棄野菜をメニュー化 更別のカフェ・エトネで提供

廃棄予定だったニンジンと村特産のスモモを使ったニンジンケーキ。左が梶さん

 【更別】更別村で村職員や農家、企業が協力して廃棄野菜を利活用する取り組みが進められている。村内のカフェ「e-tonne(エトネ)」では昨年12月から、廃棄されるニンジンを使ったメニューを提供し、評判を呼んでいる。(近藤周)

 村では2023年度から、傷や割れの影響で出荷できない廃棄野菜を、村の特産品開発や生産者の新たな利益創出につなげる「更別フードロス削減プロジェクト」を進めている。昨年3月には廃棄されるニンジンやカボチャを乾燥させて作ったドッグフードを開発。村内で販売し、ふるさと納税の返礼品としても出荷した。

 今年度も9月末から11月にかけて、シルバー人材や企業の協力も得て、村内の畑で廃棄される予定だったニンジンやカボチャ、トウモロコシを収穫。プロジェクトの中心となる村産業課の知本真也係長は「廃棄野菜の村内での活用を目指したい」と村内に呼び掛けていた。

 エトネを運営する一般社団法人代表の梶幸子さん(59)は「廃棄予定だったニンジンは形がいびつで、皮むきなどが手間ではあるが、『ここでなら地元野菜を食べられる』という場所にしたい」という思いから活用を決めた。

 ランチの付け合わせのキャロットラペに使用したほか、期間限定商品として「キャロットケーキ」(500円)を開発。更別産のスモモを生地に混ぜ込み、シロップ漬けも添えた。

 梶さんは「お客さんからも『おいしい』と好評で、テークアウトしてくれる人もいた。残りわずかなのでぜひ食べに来てほしい」と呼び掛けている。

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