「十勝ナンバー」年間1000台目標 推進協発足
自動車のご当地ナンバー(地方版図柄入りナンバープレート)として「十勝ナンバー」の交付が5月ごろに始まることを受け、対象地域となる管内18町村などで構成する「十勝版図柄入りナンバープレート推進協議会」が7日に発足した。フルカラー版を選択した場合に得られる寄付金の活用方法の決定や普及促進活動を行う。普及目標は年間1000台と設定した。
十勝管内は現在、全市町村で帯広ナンバーが交付されている。今後、新車購入時など新しいナンバーが交付される際は、18町村の住民は十勝ナンバーとなり、帯広ナンバーは選択できなくなる。交付手数料のほかに1000円以上の寄付をするとフルカラー版を選べる。モノトーン版と図柄なしもある。帯広市民は今後も帯広ナンバーが交付される。
協議会は18町村と帯広運輸支局、十勝観光連盟、十勝圏二次交通活性化推進協議会、十勝地区トラック協会で構成し、オブザーバーとして十勝総合振興局も参画する。7日に帯広市内のとかちプラザで設立会議が開かれ、会長に芽室町の佐野寿行副町長が就任し、副会長には足寄町の丸山晃徳副町長、十勝観光連盟の植松秀訓専務が就いた。事務局は会長所在地の芽室町に置く。
寄付金に関しては町村別登録台数での案分を基本とし、18町村が一体で取り組む事業は例外とすることを確認した。
佐野会長は「普及に向けて自治体で取り組んでいくほか、地元の民間事業者にも声を掛けてほしい」と述べた。(津田恭平)