ばんえい競馬売り上げ好調 過去最高570億円台も視野
ばんえい十勝(帯広市主催)の売り上げが好調だ。市ばんえい振興課によると、今年度の馬券発売額は2日時点で前年同期比3・41%増の499億861万9800円。このまま順調に推移した場合、過去最高額の「570億円台もある」(同課)としている。
近年、馬券発売額はコロナ下の「巣ごもり需要」を背景としてインターネット発売を中心に伸びており、2023年度の馬券発売額は前年度比0・86%増の559億5800万1000円。10年連続で過去最高を更新した。
レース時間を他の地方競馬場と間隔を空けて設定するなど、工夫を凝らしていることも好調の一要因といえる。ただ、同課は「その日その日では売り上げが前年度比で急に下がったりすることもある」とし、大台に向けて予断を許さない状況とみる。
ばんえい競馬の開催日は残り18日(2日時点)。同課は「他地方競馬場との絡みの中で、いかにファンをばんえい競馬へ取り込めるか。今後も発売額の動向を注視していきたい」としている。(山田夏航)