大雪でD型ハウスつぶれる 豊頃町の酪農業杉岡さん
【豊頃】3日夜から4日にかけての大雪で、豊頃町内では二宮の酪農業、杉岡慎也さん(48)方のD型ハウスの屋根がつぶれ、トラクターが破損するなどした。
D型ハウス(約14メートル×36メートル)は1996年に建設し、牧草や肥料、トラクターなどを保管していた。杉岡さんは4日午前7時ごろに牛の餌やりを終え、ミキサーをD型ハウスに納めた。同8時半ごろ、雪の重みで屋根がつぶれているのに気付いた。鉄の支柱が大きく曲がって屋根の左右2カ所がへこみ、トラクターのフロントガラスが割れたほか、屋根の部材がトラクターのボンネットをつぶした。
杉岡さんは「一晩でこれだけの雪は経験したことがない」とし、「まずは解体しなければならないが、同じ物を建てるとしたら(資材などの高騰で)2倍以上かかると思う」とため息交じりに話した。(澤村真理子)