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小麦畑に地上絵お目見え 畜大生デザイン、10日の麦感祭PR 音更

三浦農場の小麦畑の一角にお目見えした巨大な地上絵(Studio9×7 氏家浩之ドローン撮影)

 【音更】音更町内で10日に開かれる小麦関連の新イベント「麦感祭(ばっかんさい)2024inおとふけメロディーライン」(チームなつぞら主催)の会場の一つ「三浦農場」(東和東1線)の小麦畑に巨大な地上絵が5日にお目見えした。新イベントのPRに一役買っている。(内形勝也)

 今年の麦感祭は、日本一の作付面積約6600ヘクタール(2022年度)、収穫量約3万3900トン(同)を誇る音更町の小麦をテーマに、音更の観光、食産業、農業を広くPRする目的で、多彩な催しを展開する。

 これまで8月と9月に行っていた「麦感祭(ばっかんさい)」(実行委員会主催)と、「畑の中のカフェin音更メロディーライン」(同農場主催)を統合。道東道・音更帯広インターチェンジと十勝川温泉を結ぶ町道「音更メロディーライン」沿線にある、道の駅おとふけ北側広場(なつぞら2)、同農場、道の駅ガーデンスパ十勝川温泉(十勝川温泉北14)で、10日午前10時~午後3時に同時開催する。

 5日、同農場の収穫を終えたばかりの小麦畑(約9ヘクタール)の一角には、縦160メートル、横100メートルの巨大な地上絵が一足早くお目見えした。帯広畜産大の学生でつくる農業サークル「あぐりとかち」(齊藤実優代表、学生22人)のメンバーがデザインし、三浦農場がトラクター搭載のGPS(全地球測位システム)にデータ入力して仕上げた。

 「3会場をつなぐメロディーライン」をテーマに、中心には「笑顔の食パン」を配置し、背景にメロディーラインをイメージした五線譜と音符、上下に小麦の穂を描いた。同サークルの長谷川凛さん(18)=帯広畜産大1年=は「会場に来て小麦の恵みと、雄大な自然を感じてほしい」と話す。

パン食い障害物競走で使うあんパン

 同サークルではこの他、道の駅おとふけで行うパン食い障害物競走で使うあんパンを満寿屋商店(帯広)の協力でデザインした。直径10~15センチの3種類の大きさが違うあんパンの表面に、学生らがチョコペンで一つ一つに笑顔などを描いて、同商店が焼き上げた。

 同農場ではイベント当日、高所作業車を会場に配置し、高い位置から地上絵の全ぼうを鑑賞できるようにする(有料)。

 同農場代表で同チーム副リーダーの三浦尚史さん(54)は「小麦を存分に感じながら、楽しい一日を過ごしてもらえれば」と話している。

関連写真

  • 三浦農場の小麦畑の一角にお目見えした巨大な地上絵(Studio9×7 氏家浩之ドローン撮影)

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  • パン食い障害物競争で使うあんパン

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