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保護猫の譲渡会、15人が引き取り希望 帯広

猫と触れ合う来場者

 十勝管内や釧路市内で保護された猫30匹の譲渡会が11、12の両日、帯広市内の家具雑貨店スイートデコレーションしらかば店(西21南3、矢部剛店長)で開かれ、2日間で約300人が来場した。

 市内のボランティア団体「つなぐねこ」が主催。同団体や大樹町や豊頃町の知人らが自宅で保護している猫を持ち寄った。同店では2回目の開催で、今回は来場者のうち15組から引き取りの申し込みがあった。

 来場した市内の会社員木皿嵐士さん(25)は同団体の譲渡で猫1匹を飼っており、相棒を探していた。「保護猫はいろいろ抱えているものがある。一生幸せに、少しでも豊かにさせてあげられればと思っている」と申し込みを考えている猫を抱いた。

 市内の60代パート従業員も飼育する猫と一緒に遊ぶ猫を探しに訪れ、「保健所に見に行ったこともある。相性がいいか、直接見た方がよく分かるので」とスタッフから熱心に説明を聞いていた。

 同団体は「猫エイズを持つ猫を申し込んでくれる人がいたのがうれしい。個性として受け止めてほしいので」と、病気への理解も進んでいることに手応えを得た様子だった。

 今後は3カ月に1回程度の開催を検討している。(高井翔太)

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  • 飼い主を待つ保護猫

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  • スタッフに抱えられる保護猫

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