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十勝バス6路線廃止 運転手不足、利用減で 12路線37便減便も

 十勝バス(帯広市、野村文吾社長)は21日のダイヤ改正で、路線バスとスクールバス計6路線16便を廃止し、12路線37便を減便する。運転手不足とコロナ禍による路線バス利用者の減少が要因。

 2日に発表した。廃止するのは「環状線きた廻り」(平日4便)、「環状線みなみ廻り」(同3便)、「畜大線」(同5便)、「農高・緑陽高校スクール線」(同2便)、「東13条(国道)~大谷・南商・三条スクール線」(同1便)、「東13条(競馬場)~大谷・南商線」(同1便)の計16便。

 減便は「広尾線」など市内と管内町村を結ぶ路線や、十勝バス本社から市内中心部を通り北斗病院へ進む「循環線」など。

 利用の少ない日中の便や、「比較的他の路線で代替しやすい」(同社)朝のスクール便を中心に廃止・減便した。同社は「コロナ禍による利用減や、乗務員不足もあり、十勝バスとして路線が維持できる規模に縮小した。他路線など、引き続き十勝バスを利用していただければ」としている。

 同社によると、コロナ禍によるリモートワークの普及など生活スタイルの変化に伴い、路線バス利用者はコロナ前の約8割に減少している。同社ではコロナ禍の影響で一時的な減便を行っていたが、本格的な廃止・減便は、経営改善のため3路線を廃止し、2路線を減便した2021年以来2年ぶり。(吉原慧)

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