エグザイルUSAさん穫って踊って オドル野菜プロジェクトで子供らと
人気ダンス&ボーカルグループEXILEのUSA(うさ)さんが各地で展開する農業とダンスのイベント「オドル野菜プロジェクト」の収穫イベントが14日午前、帯広市以平町の北口農場で開かれた。5月14日に行われた種植えの続編で、5月に参加した小学生らが再集結し、USAさんと収穫の喜びを分かち合った。
同プロジェクトは、ダンスを通して楽しく農作業を行おうとするもので、この日は小学生と保護者合わせて50人ほどが参加した。子どもたちはトウモロコシを収穫した後、EXILEの人気楽曲「Choo Choo TRAIN」を踊り、収穫を祝った。参加した藤田朝陽くん(7)=帯広稲田小2年=は「普段はダンスをしないから少し難しかったけど楽しかった」と話した。USAさんは「収穫を祝うダンスを子どもたちと踊れてうれしかった」と喜んだ。
イベントを主催した帯広青年会議所のオドル野菜プロジェクト実行委員会では、来年度以降も食育の一環として、同様のプロジェクトの実施に向けた準備を進めたい考え。(吉原慧)
競馬場にも登場 「NEO盆踊り」
同日午後6時半からは帯広競馬場で「収穫祭」を開催。USAさんと来場者約100人が、USAさんオリジナルの「NEO盆踊り」を楽しんだ。
初めに、USAさんと旧知の仲で、現在は地元富山県で農業を営んでいるタレントのパークマンサーさん(44)がやぐらに上って会場を沸かせ、USAさんが登場すると盛り上がりは最高潮に。「どれも昔ながらの伝統ある盆踊りをリスペクトしつつ、現代版のリズムに落とし込んだ」(USAさん)という「NEO盆踊り」を1時間、全員で和気あいあいと楽しんだ。
5月の種まきからプロジェクトに参加している生天目緩奈さん(8)=帯広光南小3年=と妹の茉莉さん(7)=同1年=は、「難しかったけど、とても楽しかった」と汗を拭った。
やぐらには、2021年に行われた帯広青年会議所主催のSDGsをテーマとした例会で、「JCI JAPANグローバルユース国連大使」としてUSAさんと対談した、島崎愛彩さん(18)=幕別清陵高卒=らも上がった。島崎さんは「上から眺めると、全員が息を合わせて踊っていて雰囲気もとても良かった」と話した。
終わりにUSAさんは「みんな楽しんでくれたようで本当に良かった」と白い歯を見せた。(山田夏航)
注:USAさんのUはウムラウト記号(文字の上につく2つの点)がついたもの