課題解決型ワークショップ、高校生12人が参加
十勝管内の高校生33人で構成する学生ボランティア団体「CAN-PASS(キャンパス)」(松本優代表、帯広柏葉高2年)が7月27~30の4日間、帯広市内のLAND(西2南11)で、高校生を対象とした課題解決型ワークショップ「Tokachi EGGs」を開いた。
昨年に続き2回目。ボランティアや社会貢献に興味のある高校生に、機会を提供するために開かれた。
12人が参加した。4チームに分かれ、まちなかで遊べる場所やジェンダー平等、学習スペースなど、関心のあるテーマを設定し、ディスカッションを行った。グループごとに、企業経営者や市職員などテーマと関連する大人に話を聞いたり、SNSや街頭でアンケートを取ったりして課題の解決策を考えた。
まちなかの遊べる場所をテーマに選んだグループは、札幌と違い帯広の中心部には高校生など若者の姿が少ないと課題を設定。「韓国のようにワンコインで食べ歩ける場所」を目標に、夢の北広場での飲食イベントを提案した。各グループは議論終了後にも、市などへ企画書を提出する予定を立てるなど、熱心に活動に取り組んだ。
松本代表(17)は「課題解決と聞くとハードルが高く感じられるが、楽しみながら参加してもらえるよう企画した。自ら課題を見つけ解決を目指すという起業家精神を身に付けてもらえたのでは」と話した。(吉原慧)