帯商の職域接種3回目始まる
帯広商工会議所(川田章博会頭)は11日から市内の帯広経済センタービルで、新型コロナウイルスワクチンの3回目職域接種をスタートさせた。17日までに約470社・3700人分の接種を実施する。
帯商では過去2回、昨年8月から同10月にかけ、帯広信用金庫など連携実施機関も含め約6200人分の接種を実施。今回もモデルナ製で、医療スタッフは帯広第一病院が協力した。
初日の接種予定は約540人。午前9時から予約者が来場し、医師の予診を経て、3ブースに分かれ接種した。市内の男性会社員(58)は「過去2回職域だったので、今回も案内後、すぐに予約。仕事で人と会うことが多いので、(接種で)感染リスクを減らしたい」と話した。
十勝管内の感染者数は高止まりが続いており、帯商によると、接種前に感染したり、「濃厚接触」にあたったりといった理由で、直前のキャンセルも出ている。三井真専務は「ワクチンを有効活用したいので、まだ予約していない人もぜひ、職場を通じて申し込んでほしい」と話した。
22~24日は帯商と連携する帯信金が新井病院の協力を受け、約350人分の職域接種を行う予定。(佐藤いづみ)