車内の空気は清浄です コロナ下の安心を 帯広ハイヤー機器設置
帯広ハイヤー(帯広市、北村昌俊社長)は、新型コロナウイルス対策などとして、タクシーの車内に空気清浄機と空気の清浄度が分かるモニターの設置を進めている。新型コロナの感染拡大を受け、車内空間における換気の重要性が高まる中、乗客と運転手の健康面での安心感につなげていく。
同社によると、同様の機械の導入は十勝管内では初めて。
機械はデンソー社製で、コロナを機に商品化された。車両後部座席の後ろに設置した空気清浄機で車内の微粒子を除去し、浄化された空気の清浄度を助手席前方の空気清浄度モニターに6段階で表示する。
現在9台のタクシーに導入済み。機械が品薄状態となっており、来春までに全37台に導入する予定。費用は約450万円。国交省の「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金」を活用し、約260万円の補助を受ける。
北村社長は「空気やウイルスは目に見えないので、モニターで“見える化”されることで安心感につながる。寒くなってくると窓をずっと開けての換気も難しいので、有効に活用したい」と話している。(津田恭平)