帯広市の高校生が英語動画でまち紹介 参加高校生を募集
帯広市と国際姉妹都市の米国アラスカ州スワード市は、高校生によるまち紹介の動画を送り合って交流する事業を行う。新型コロナウイルスの影響で派遣事業が中止となったため、代替として実施する。ワークショップから動画の撮影まで英語で行い、スワードに帯広の魅力を紹介する。市は参加する市内在住の高校生を募集している。
両市は毎年、高校生の派遣事業を行っているが、昨年はコロナで中止となり、現在も海外渡航ができない状況。このため、両市で協議して動画による交流を決めた。英語の実践の場として活用し、両市の高校生同士がSNSなどでつながって交流を深めてもらいたい考え。
8月4、10の両日にワークショップ(WS)を行い、撮影内容を英語で話し合う。国際交流員など市の職員がサポートする。撮影日は同21日で一日かけて撮影を行う。その後、9月3日にスワードからの動画を見てコメントを送り合う。動画の共有はSNSの活用を想定している。
WSは4、10日の午前10時~午後1時、撮影は同21日の午前10時~午後7時、動画を見るのは9月3日午後6時~同7時半。
対象は英検3級以上程度以上の英語力がある市内在住の高校生で、全日程参加できる人。定員は4人。締め切りは21日。希望者は帯広市のホームページにある専用フォームから志望動機などを記入して申し込む。
米国出身の国際交流員のアンドラーデ・クリストファーさんは「英語の実践の場として活用し、スワードの友達をつくってほしい」と呼び掛けている。(川野遼介)