しばれ研集計、寒さ日本一に陸別町が返り咲く
【陸別】陸別町しばれ技術開発研究所(しばれ研、佐藤秀昭所長)が監修する「寒さ日本一ランキング」で、同町が今季、アメダス観測地点の中で圧倒的な寒さを見せつけて日本一に返り咲いた。
同ランキングは、町民有志でつくるしばれ研が2007年から取り組んでいる。朝の寒さにこだわり、毎年1、2月の各日午前9時までのデータを集計。独自の指標でポイント化し、しばれ研のホームページ上で「勝手に総合ポイントランキング」としてトップ10を発表している。
今季は2月28日に計59日間の集計を終了。陸別町は最も低かった日の気温が氷点下27・3度と同30度を下回ることはなかったものの、寒さを重ねて252ポイントを獲得し、2位の幕別町糠内(191ポイント)に61ポイント差をつけてトップに輝いた。
陸別町はこれまでの14シーズン中、1位は12回。しかし、20年は糠内に08年以来2回目となる首位の座を許していた。
しばれ研会員の空井猛寿さん(町職員)は「59日間のうち34回がトップ10入りで、“しばれの町”をアピールできたと思う。寒さ日本一に返り咲いた結果にホッとしている」と笑顔で話している。(津田久美通信員)