生育早めも順調 小豆の収穫始まる
豆の産地の十勝で、小豆の収穫が始まっている。今年は夏場の暑さの影響で登熟が進み、例年より生育が早い。生産者は安全に気を配りながら、コンバインで収穫を進めている。
管内は今年8月下旬から9月上旬にかけて気温が高かった影響で、豆類の登熟が一気に進んだ。十勝総合振興局によると、小豆は成熟期を平年より早く迎え、小粒傾向にある。
帯広市太平町の木下匠さん(31)の畑では、「きたろまん」を4・5ヘクタールで作付け。例年10月に入って始める収穫作業を、今年は28日にスタートさせた。生育の早さは見られるものの、順調に育っており、平年並みの収量を見込んでいる。
木下さんは「機械トラブルなどがないよう安全に作業を進めたい」と話し、コンバインのハンドルを握っていた。
管内の豆類は9月上旬の金時から、手亡、小豆、大豆の順で収穫が進んでいく。(中島佑斗)
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