道産の花300本を展示 花卉の生産拡大へ振興局が取り組み
十勝総合振興局は、新型コロナウイルスの影響で消費が落ち込む花卉(かき)の消費拡大に向けた取り組みを進めている。第1弾として31日まで、帯広市内の十勝合同庁舎1階ロビーで道産の花300本を展示している。
新型コロナで結婚式や発表会の中止・延期、葬儀の簡略化など、花の消費は影響を受けている。31日までの展示は道花き振興協議会が主催。
8月7日が「北海道花の日」に制定されたことも受け、道庁や全道の各振興局で「HOKKAIDO花でつなごうプロジェクト」として開いている。
十勝総合振興局では、幕別産カーネーションや岩見沢産ヒマワリなど300本を展示。色とりどりの花が来庁者を出迎えている。このほか、31日には職員が十勝産トルコギキョウをメインにした花束60束を共同購入。8月4~31日には同1階ロビーで幹部職員が購入した花の展示を行う。
同振興局は「市場や生産者などに協力を頂いての取り組み。花を見てもらい、消費拡大につながれば」(産業振興部農務課)としている。(中島佑斗)