「順調に育って」 スイートコーンの種まき本格化
十勝管内で加工用スイートコーンの種まき作業が本格化している。生産者は豊作を願い、トラクターをゆっくりと走らせながら種を植え付けた。
帯広市富士町の西野伸朗さん(53)の畑では、加工用スイートコーンを2・5ヘクタールで作付け。16日午前から作業を開始し、半日ほどでまき終えた。GPS(全地球測位システム)のついた自動操舵(そうだ)のトラクターを走らせ、種と肥料を一緒にまいた。収穫は9月上旬を予定し、エア・ウォーター十勝食品(更別村)に出荷する。
西野さんは「昨年は干ばつで発芽に時間がかかった。今年は土壌水分があり地温も高いので順調に育ってほしい」と話していた。
スイートコーンは畑の地力維持にも欠かせない作物で、道内全体の作付面積は7159ヘクタール(2018年産)。うち十勝は半分近くの3383ヘクタール。(中島佑斗)
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