Aコープがセイコーマートとしてリニューアルオープン 池田
【池田】道内最大手のセコマ(本社札幌市、丸谷智保社長)は27日、4月に閉店したJA十勝池田町(鈴木雅博組合長)のAコープ利別店を、コンビニエンスストアのセイコーマート池田店(町利別本町1)としてリニューアルオープンした。
旧Aコープの店舗と土地をセコマが同JAから賃貸し内装を改修した。店舗の床面積は476平方メートル。売り場面積は215平方メートル、うち50平方メートルは、地元で取れた野菜や豆類など約30種を販売する「いけだ美味しいもの広場」という売り場コーナーを設けた。
この日、同店舗前でオープニングセレモニー(同JA主催)が行われ、関係者や地域住民ら約100人が出席した。
鈴木組合長は「農村地域の特徴を理解し、配慮した店舗にしていただいた」とあいさつ。丸谷社長が「この店舗を愛し、多くの皆さんに使っていただきたい」と祝辞を述べた。鈴木組合長、丸谷社長、勝井勝丸町長ら6人がテープカットで開店を祝った。
来店した町内の主婦朝川智子さん(65)は「店の中は広いし、とてもきれい。気持ちよく買い物させてもらった」と話していた。
旧Aコープ利別店は50年近く地域の生活を支えたが、近年は大型スーパーと競合し苦戦。閉店したが、今回コンビニとして店舗が存続する。これに伴い、町内にもともとあったセイコーマート2店のうち、新店舗付近にあった店舗は閉店し、統合した。(内形勝也)