小学生イラスト載せ東海大ロケット空へ 4日打ち上げ 大樹
【大樹】東海大学湘南キャンパス(神奈川県平塚市)の学生ロケットプロジェクト(TSRP)は4日、全国の小学生のイラスト110点を載せたロケットを町多目的航空公園付近から打ち上げる。
イラスト募集は初企画。昨年11月に全国公募し、大樹小学校など道内31点を含む110点が集まった。イラストは縦28センチ、横48センチの耐水性ステッカーに加工し新型機体に貼り付ける。
ロケットは全長1・75メートル、直径15・4センチで、高度約840メートルに到達する。2月28日から過去最多となる学生41人が町を訪れ、多目的航空公園でロケットや発射台の組み立てなど、打ち上げ準備を進めている。打ち上げ日は天候などで延期する場合もある。
TSRPサブプロジェクトマネジャーの根子隆誠さん(21)=工学部3年=は「予想以上にイラストが集まってうれしい。小学生の夢を載せて打ち上げを成功させたい」と話す。
同大卒業生は町内でロケット開発を行うインターステラテクノロジズの技術者としても活躍しており、メンバーは「大樹から宇宙開発が広がれば」と意気込んでいる。(眞尾敦)