台風の影響なく順調に成長 清水町の特産品ニンニクが収穫最盛期
【清水】JA十勝清水町(串田雅樹組合長)が町の特産品として生産する「十勝清水にんにく」の収穫作業が、最盛期を迎えている。玉太りした真っ白なニンニクが、畑の中から次々と掘り出されている。
全体の作付面積は昨年と同じ21ヘクタールで、19戸が栽培している。今年度の出荷は100トンを見込む。牛ふんや鶏ふんによる独自の混合ペレット堆肥「しみず有機」を使った同JAの農産物ブランド「とれたんと」の1つとして、特産化に取り組んでいる。
町熊牛のにんにく部会長宮川司さん(36)は1・8ヘクタールを栽培し、6月29日から収穫を始めた。専用の収穫機2台で引き抜き、土が付いたニンニクは葉を切り取られてケースいっぱいに収まった。宮川さんは「去年の台風もあって心配していたが、順調に生育している。香り豊かで糖度も高い」と話す。
7月中旬には各戸の作業を終え、ビニールハウス内で1カ月ほど乾燥させて帯広や札幌の市場へ出荷する。(小寺泰介)