木川さん紙飛行機日本一 12回目で念願達成
「風に乗せられた」
紙飛行機の滞空時間を競う「第22回二宮康明杯全日本紙飛行機選手権大会」(日本紙飛行機協会主催)が5、6の両日、東京で行われ、帯広市の木川博史さん(61)=市商店街振興組合連合会事務局長=が優勝した。
同大会は、自作の紙飛行機を5回飛ばし、滞空時間の合計タイムで勝敗を競う。全国37地区で予選が行われ、成績上位者が全国大会に出場した。木川さんは「ホワイトウイングス・レーサー590」という規定の紙飛行機で120・2秒の記録を出し、2位に20秒以上の差をつけ優勝した。
大会には12回目の参加で、過去には2位の記録もあり、念願の優勝となった。当日は風が強かったが「投げるときに風が弱まり、うまく風に乗せられた。運も味方した」と話す。
木川さんが初めて組み立ての紙飛行機を作ったのは高校生のときで、現在までに何百という紙飛行機を制作してきた。毎月市内のグリーンパークで「競技用紙飛行機教室」も開催している。「せっかくなので教室の生徒にも、優勝を報告して自慢する」と笑顔を見せた。(草野真由)