最多5199人、帯広駆ける フードバレーマラソン
色づく紅葉を背に、藤丸前をスタートするハーフ出場のランナーたち(30日午前9時ごろ、塩原真撮影)
「2016フードバレーとかちマラソン」(実行委員会主催、十勝毎日新聞社など共催)が30日午前、帯広市内で行われ、ランナーたちが晩秋の十勝平野を疾走した。5年目の今回は過去最多の5199人が出場。ハーフ男子総合は遠藤靖士さん(28)=札幌市=が初優勝し、4連覇を目指した福島玄太さん(32)=帯広市=は3位だった。同女子は高浜香澄さん(30)=千歳市=が初の栄冠に輝いた。
日本陸連公認コースのハーフは午前9時の号砲を合図に、2946人が藤丸前から一斉にスタート。帯広は気温5・0度と肌寒かったが、ランナーたちは熱気あふれる走りを展開。白樺通を西進、帯広の森を折り返し、各部門共通のゴールとなる中央公園を目指した。
同9時15分以降に5キロ、2・5キロの走者がスタート。ハロウィーンの前日とあって、仮装して走る人の姿も多く、親子連れやお年寄りなど幅広い世代がそれぞれのペースで汗を流した。
各ポイントには給水所が設置され、ボランティア約800人がサポート。沿道からの声援もランナーを後押しした。
フードバレーとかちマラソンは帯広市の開拓130年、市制施行80年を記念して2012年に始まった。年を追うごとに参加者が増え、この時期の風物詩となっている。(松村智裕)
◆2016フードバレーとかちマラソン大会について
・2016フードバレーとかちマラソン大会-公式ホームページ
・2016フードバレーとかちマラソン大会-十勝毎日新聞電子版特設ページ
関連写真
ランナーが途切れることなく走る白樺通は、参加者で埋め尽くされていた(30日午前9時25分、西22南3で、折原徹也撮影)
号砲とともに一斉にスタートを切るランナー
沿道からの声援を受け、精一杯の走りを披露するランナーたち(30日午前9時25分、西22南3で、折原徹也撮影)
競馬場前を駆け抜け笑顔を見せるランナーら(30日午前9時半ごろ)