台風被害の故郷を訪問 東京ふるさと新得会
【新得】首都圏の町出身者でつくる「東京ふるさと新得会」(秋山憲一会長)が24日、台風被害を受けた故郷を訪問した。町役場前では旧友が出迎え、再会を喜んだ。
同日開催予定だった「第22回日本そば博覧会in十勝新得町」に合わせ、来町するツアーを組んでいた。博覧会の中止を受けてキャンセルも考えたが、故郷の見舞いを兼ねて予定通り36人が訪問した。
4月に稼働した町内の研修牧場アユミルクなどを視察した他、橋梁(きょうりょう)が流されたJR新得駅付近など台風被害も目の当たりにし、波多野芳雄理事は「想像以上の被害に参加者は衝撃を受けていた」と振り返った。
また、18日に都内で開かれた新得を応援するライブイベント「SOBA ROCK IN TOKYO」で来場者から寄せられた義援金を田中秀嗣副町長に届けた。秋山会長は「早い復興を願っている」と話していた。(小寺泰介)