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水産被害に関係団体が合同会議

 【札幌】道と漁業関係団体は8日、台風等による北海道水産被害合同対策会議を開き、8月の台風被害に対して迅速に対応していくことを確認した。

 道によると、3つの台風(7、11、9号)の水産被害は漁協や漁港施設の被害で174件、被害額は1億5400万円に達した。

 また台風10号では、日高での昆布干し場の砂利流出などの被害、渡島での養殖ホタテ脱落などの被害合わせて634件に上っている。被害額は調査中。

 北海道漁連の川崎一好会長は近年減産傾向が続く昆布漁について、「今年は1万7000㌧を見込んでいたが、浜は考えていた以上の被害。昆布漁は台風によって1万4700㌧に下がる」との見通しを示した。その上で「今後の操業ができ、資源の変動がないよう対策に取り組みたい」と述べた。

 道からは沿岸に流れ着いた大量の流木対策について撤去予算を確保して迅速に対応していくことを示した。

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