中止の大会の返金開始 帯広軟式野球連盟
台風10号の影響で第39回連盟旗争奪野球大会を中止したことを受け、大会主催者の帯広軟式野球連盟(伊藤宣孝会長)は5日、帯広の森平和球場内の事務所で大会参加料(1チーム1万円)の返金を始めた。
十勝川の増水で会場の十勝川河川敷球場が使用できなくなったため、史上初めて中止となった。返金期間は30日までで、時間は午前10時~午後4時。同球場を訪れる申請者(来場者)の印鑑が必要。問い合わせは同球場(0155・48・7790)へ。
管内は8月30日から同31日にかけて記録的な降雨となり、十勝川河川敷球場ではバックネットが損傷したほか、スコアボードやボール、ベース、石灰などの備品を保管していた本部棟やグラウンドの土が流出するなど大きな被害を受けた。複数のチーム関係者から、連盟旗大会の参加料を寄付したいとの申し入れがあり、帯広の森平和球場に対応窓口を設けることにした。伊藤会長は「(寄付は)ありがたいこと。温かい善意に感謝している」と話している。