自民の新藤参議ら被害状況視察
【芽室】自民党の進藤金日子参院議員らが4日午前、台風10号による美生川の氾濫で被害の出た芽室町内の畑などを視察した。
中川郁子衆院議員、大谷亨道議、帯広開発建設部の河畑俊明部長、JA芽室町の辻勇組合長らが同行した。
進藤氏と中川氏は、自民党内に設置された「平成28年台風災害農業ワーキングチーム」のメンバー。
この日は美生などの農家を回った。伏美地区の酪農家、杉森輝一さん(39)のデントコーン畑では、美生川の決壊によってえぐられた状況を見た。杉森さんは「機械が入っていけず収穫は難しい」と話した。
同JAの辻組合長は「過去にこれほど大きな被害はなかった」と報告。進藤氏は「実際に現場を見て被害の深刻さを理解した。農業者の収入や営農再開に向け、議論の場で報告したい」と述べた。
午後からは清水町御影地区で被害を受けた農業排水の現場などを見た。(佐藤いづみ)