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観光客の安全に… 岩内・仙峡橋の床板取り換え

床板の取り替えが行われている仙峡橋(2日午前10時15分ごろ、折原徹也撮影)

 帯広市の岩内仙峡内の岩内川に架かるつり橋「仙峡橋」(約60メートル)の床板の取り替え作業が行われている。紅葉などを目当てに訪れる市民や観光客に、安全できれいな環境を提供する。

 同橋は1989年に完成。床板は全部で304本あり、円柱材を加工して歩行部分を平らにしている。木製の床板の老朽化の状況を見ながら、その都度交換をしており、前回は2009年に実施。今回は67本を取り替え、費用は約309万円。

 作業は緑化造園などを手掛けるケイセイ(帯広)が実施している。同社中標津工場で直径20センチ、幅2メートル15センチの円柱材を削ったり、防腐・防蟻のための薬剤を注入したりし、2日に同橋に運んだ。

 同日は同社の4人が作業に当たり、板を固定していた木栓やボルトを抜き、1本15キロ程度の道産カラマツを使用した新しい床板をはめ込んだ。作業は4日まで行い、同社土木緑化部の帰来俊一部長は「安全に気を付けて作業したい」と話していた。

 市観光課は「秋には紅葉祭りも開かれるきれいな場所。床板をリニューアルし、多くの人に来てもらえれば」としている。
(津田恭平)

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