スーパーとかちの外装リニューアルへ JR北海道
【札幌】JR北海道は特急スーパーとかちに使用している261系1000代特急気動車の外装をリニューアルする。青を基調とした現在のデザインから、雪をイメージした白地にラベンダーやライラックの色の紫色を横に帯状であしらい、北海道らしさを表現した=写真。今年度導入予定の車両も含め55両を12月から順次更新し、2017年度末完了の予定。
既存デザインは濃い色の面積が多く存在感が強いが、新デザインは車両の窓と平行する紫色の帯状の水平ラインを採用し、伸びやかなイメージと雄大な大地を表した。前面は、人や車両から見えやすい警戒色で、菜の花畑をイメージする黄色とした。
同社は06年から都市間特急の主力車両として、261系1000代車両を導入している。現在35両運行しており、今年度中にさらに20両導入する計画。今年度導入分までは塗装の塗り替え時期に合わせて順次リニューアルし、16年度以降は新車両投入時点から新デザインとする。
今年12月に2両がお目見えする予定で、17年度末までは両デザインの車両が混在する。同社の島田修社長は9日の会見で「会社再生のスタートにふさわしくデザイン変更のアイデアが出た。議論はあったが、帯に北海道を代表する花のラベンダーカラーをアクセントに加えた」と述べた。
(原山知寿子)